宅建資格で年収1,000万円を20代のうちに稼ぐ前に「スキル」という考え方も

宅建資格で年収1,000万円を20代のうちに稼ぐという目標はそれで結構なのですが、将来を思っていろいろな職業で引っ張りだこになるような特殊スキルを身に付けるというのも、若いうちは大切かもしれません。

そこで、そのような考えを持つ方に一番のお薦めは、電力会社です。電力会社に自分を売り込む材料として宅建資格は武器になります。

電力会社で狙いたい職種は「用地取得」です。具体的には、電信柱や鉄塔、町中の小さな変電所の用地を確保する仕事です。地味なように見えますが、これが、不動産売買のプロでもできない難しい仕事なのです。電力業界では、用地取得こそ、特殊なノウハウのなかで一番のスキルだと評価しています。

考えてみて下さい。ある日、あなたの家に電力会社の社員がやってきて、「お宅の庭に電信柱を立たせていただけませんでしょうか」と言ってきたとしたら…。まず、普通は断るはずです。自分の家の上に電線が通るのですから、事故でも起こったらたいへんです。

しかし、電力会社は、最終的には必ず土地の持ち主から了解を得て、そこに電信柱を立てます。別に法外な大金を積むわけではありません。これこそが、電力会社の用地担当が持つ特殊なノウハウなのです。

なんらかのかたちで不動産に係る業界は、このノウハウを持つ人を常に喉から手がでるほど欲しがっています。電力会社の用地確保のスキルを身に付ければ、鬼に金棒です。電力会社は給料や待遇面で他の業界よりも優れていますし、仮に電力会社を辞めても、自分の勤めたい業界に簡単に再就職することができるでしょう。そうすれば、うまくいけば、宅建資格で年収1,000万円を20代のうちに稼ぐということも不可能ではありません。

ただ、実際は、宅建資格で年収1,000万円を20代のうちに稼ぐと考える方よりも、30代、40代の働き盛りのころに、より、自分のやりたい仕事に就けるためのスキルを身に付けたい、という考え方の方にお薦めしたいと思います。